モノノケモノ
ずいぶんと待たされ、私が緊張感に耐えかね、飛び出して逃げてしまおうか、いやこの部屋にいるカラスを振り切るのは無理だ、などと画策している時に私の左側にあった扉が開き、鈴香さんと水穂さんとあと二人、見たことのないモノノケが入ってきた。
私に気付いた鈴香さんが小さく手を振る。
私と秀も小さく手を振り返した。
思っていたより元気そうで良かった。
続いて右側の扉が開き、族長以下5名のカラス族が現れた。
優しさなのか、全員ヒトの姿でいてくれている。
そんなことよりも、もっと早く来るとか優しさの使い道はあるだろうに。
よく見ると族長の右側に座っているのは黒斗さんで、左側は月浦さんだ。
あの人たち意外と高位にいるんだな。
私に気付いた鈴香さんが小さく手を振る。
私と秀も小さく手を振り返した。
思っていたより元気そうで良かった。
続いて右側の扉が開き、族長以下5名のカラス族が現れた。
優しさなのか、全員ヒトの姿でいてくれている。
そんなことよりも、もっと早く来るとか優しさの使い道はあるだろうに。
よく見ると族長の右側に座っているのは黒斗さんで、左側は月浦さんだ。
あの人たち意外と高位にいるんだな。