この恋、遊びにつき。
結衣:すみません、遅くなって。


kei:いいんですよ。お仕事ですか?


結衣:いえ、バスが遅れてしまって。


kei:それは大変ですね。


結衣:いいえ、keiさんの方がお仕事大変じゃないですか。


kei:そうですかね、仕事はどれも大変だと思いますよ。


結衣:先生なんて生徒の餌食じゃないですか。私も覚えがありますよ。


kei:結衣さんが?それは意外だなぁ。


結衣:私にだって高校時代はあったんですよ。


kei:そうじゃなくて、先生を餌食にしてた時期があったんだと思って。


結衣:あー・・・適当な先生にはね。反抗くらいはするよ。


kei:まぁ、教師は反抗されてナンボだからな。


結衣:そうなの?


kei:みんな従順だったら怖いだろ。自己主張してくれた方がよっぽど安心。


もし本気でいってるんだとしたら、きっといい先生なんだろうな。
この人は、一体どれだけ本当のことを言ってるんだろう?
ちょっといい人過ぎない?
スタイルも良くて、優しくて、気遣いも出来る。
それなのにどうしてこんなところにいるの?



kei:面倒臭いっていう同僚もいるけど、そういう仕事だって俺は思ってるよ。


結衣:生徒さんからきっと慕われてるんでしょうね。


kei:そんなことないですよ。


結衣:優しそうだし、keiさんのこと好きな生徒さんもいるんじゃないですか?




考えられるのは、性癖が変とかしかない。
例えばロリコンとか。



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