この恋、遊びにつき。
結衣:はじめまして。


kei:はじめまして。よろしくお願いします。


結衣:よろしくお願いします。教員をなさっているようですが、何を教えてらっしゃるんですか?


kei:高校で英語を教えています。結衣さんは何をなさってるんですか?

-英語なんだ・・・私と一緒じゃん。


結衣:私も大学は英文科なんですよ。今はカフェで働いています。

-ま、これは私のバイト先なんだけどね。


kei:僕も英文科の出身ですよ。カフェではウエイターをされてるんですか?


結衣:ウエイターの時もあれば、軽食作るときもあります。


kei:じゃあ料理得意なんですね。僕は不器用だからあまり得意ではないんですよ。


結衣:でも先生なさっているなら、真面目な方なんでしょうね。


kei:どうでしょう・・・面白みもない人間だと思いますよ。


結衣:部活は何かもたれてるんですか?


kei:はい、バスケットボール部を。学生時代にやっていたんです。


結衣:じゃあ身長が高いんですか?


kei:180cmくらいですね。結衣さんは何かなさってましたか?


結衣:吹奏楽部でした。なのに身長は170cmもあるんですよ。


kei:そうなんですか。背が高い女性、好きですよ。


結衣:そうですか?男性は小さい人のほうが好きじゃないです?


kei:どうでしょう・・・僕は特に気にしないですよ。それに結衣さんより僕の方が高いじゃないですか。







何なんだろう、この感覚。



たのしい。

初対面な気がしないよ。

いつまでも話していられる気がする。
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