助けて〜その後〜


疾風は、目玉をキョロキョロ、動かして、足で蹴飛ばそうとした所に


バタンとドアが開き、

「刑事を蹴飛ばしたら罪になるから止めて。
私にも理由を教えてくれないかしら刑事さん」

迫力のあるありさのドアを開けたのに、疾風も刑事も一瞬、ありさに目線がいった。

「いやぁ、疾風さんは、ありさの産んだ娘の早紀ちゃんをレイプして、盜撮した伺いが有るんですよ。
事情聴取する為に、署まで来て頂無くてはならないですよ」

ありさの後ろから、中年の眼鏡をかけた男性が言った。

ありさの背筋がビクッとして驚いて恐る恐る振り返った。

そりゃ、耳元で言われたら驚くし怖い。

「そうだとしても手錠かける必要ないし、そうだとしても警察のフリをして強盗じゃないの」


疑いの目で、ありさの後ろの刑事を見つめた。






それから、疾風は、署まで連れて行かれて、懲役と保釈金が付けられたのは、言うまでもなかった。


保釈金で出したけど


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