助けて〜その後〜
「あ、はい。
先月まで働いてた宮川と田上です。
急に解雇した2人です。
その2人は、社長が1番困る方法で早紀さんを殺害したと見られます」
「ほう、それで、そいつらは、何をぬかしてるんだ。
怒らしたらどうなるのかも分かってないのか」
テーブルをカタカタと人差し指で軽く叩いた。
イラつく、解雇だけじゃもの足りないのか。
疾風は、部下が言った奴を調べつくした。
俺は、ある奴に依頼を企んで携帯からダイヤルを回した。
ぶるぶると音が疾風の耳に届いた。
「ねぇ、お久しぶり疾風。
疾風からかかってくるなんて嬉しいわぁ」
一生、電話をする気は、なかったがかけた。
言葉が聞こえて来た途端、疾風の体は、ぞくぞくと鳥肌がたって、身震いをしてしまう。