助けて〜その後〜


「あ、はい。
先月まで働いてた宮川と田上です。
急に解雇した2人です。
その2人は、社長が1番困る方法で早紀さんを殺害したと見られます」

「ほう、それで、そいつらは、何をぬかしてるんだ。
怒らしたらどうなるのかも分かってないのか」


テーブルをカタカタと人差し指で軽く叩いた。

イラつく、解雇だけじゃもの足りないのか。

疾風は、部下が言った奴を調べつくした。

俺は、ある奴に依頼を企んで携帯からダイヤルを回した。

ぶるぶると音が疾風の耳に届いた。


「ねぇ、お久しぶり疾風。
疾風からかかってくるなんて嬉しいわぁ」

一生、電話をする気は、なかったがかけた。

言葉が聞こえて来た途端、疾風の体は、ぞくぞくと鳥肌がたって、身震いをしてしまう。

< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop