助けて〜その後〜
資料を出来た足で、明日と言ったが、疾風は、黒雪さんのキャバクラに行った。
静かな店内に、露出が高い、溢れんばかりの胸を強調した女性のホステスの数々。
「いらしゃいませぇ。
初めて、来られたのかしら」
あどけない表情を浮かべた、真っ赤なドレスを着た女性は、聞いてくる。
「ああ、ママは、いるか。
早く呼べ」
苛つく所に長く居たくない。
「ええ、ママでぇすか。
取り込んでるので少し待ってて下さい。
私とお喋りして下さいよ」
はぁ、お前なんかにようはない。
「ちぇ」
舌打ちをした。
「疾風だと言え。
5分以内にママが来ないと支払いは、しない。
ママとお前の金で俺は、何分でも待つから。
今すぐいけ。
うざい奴」
困った表情を浮かべてる女に興味はない。
苛つくトロ女にイライラする。
盛りあげて、巻き上げようとしてる女。
胸を触ろうとしてるおっさんや、太ももを触ってるおっさん。
そんなおっさんに対応してる女達。
「ごめん、待ったぁ。
来てくれて有り難う。
嬉しいわぁ」
甘たるい声で黒雪さんの声、営業用の声だなぁ。
俺の隣に座りながら黒雪さんは、言った。