桜の木の下で。
話が終わり、押尾は口を開いた。

「キョン、お前、最低だな。」

予想通りの言葉。

「だよなぁ。どうすればいいかなぁ?」

いつの間にか、相談になっていた。

「んー…謝るしかないら。」

「なんて言えばいいんだ?」

「っんなもん、自分で考えろよ。まぁ、悩んで、悩んで、答えが出るもんだ。」

押尾はビールを一気に飲み干した。

「そうかぁ……」

俺は席を立ち、トイレに行った。
 

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