桜の木の下で。
「明日の夕方5時に、桜の木の下に来て。」

勇気を出して私は言った。

けど、下を向いてた気がした。

桜の木の下とは、学校にある大きな桜の木。

そこで告白すると、叶うらしいって噂。

「お、おぅ、わかった。」

橘くんの言葉に、私は嬉しさと恥ずかしさで、その場を急いで立ち去った。
 

< 35 / 57 >

この作品をシェア

pagetop