桜の木の下で。
「うわっ、そっかぁ……最低な奴だね。」

「………。」

私は何も言わず、下を向いてた。

「……でも、まだ好きなんでしょ。」

「えっ!?」

思わず、顔を上げた。

「咲良はわかりやすいからね。」

「……まだ、好き…かな。」

「だったらさぁ、素直になるのが1番だよ。」

友子はニッと笑った。
 

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