キミの隣に座っていたい

勝手に後部座席に春沢とマナちゃんが座った。
数分後、スーパーに着いた。

先にマナちゃんと春沢が下りて、２人手を繋いで行ってしまった。

「いいなぁ…」

絢がぼそりと言った。

年頃になれば、ああゆうにが羨ましいのか…

「俺たちも行くか」

「うん。」





絢は籠を持って野菜売り場に行った。俺は酒売り場に行きビールを選んだ。

「佐原先生？」

この声は…

振り返ると同じ学校で教師をしている水瀬先生だった。

俺はこの女教師が苦手だ…
だって、香水や化粧がきつい…


「偶然ですね、水瀬先生。」

「佐原先生も買い物ですか？」

「まぁ…」

絢も一緒だけど…


水瀬先生が腕を触って来た。

香水の匂いが移るよ！！離れろ！！



「涼ちゃ…ん」

絢が籠の中に食料品をたくさんにして、酒売り場に来た。

「あら、佐原さん。」

棘がある言い方をした。

「こんばんは。水瀬先生」

「では、また明日。水瀬先生。」

水瀬先生から離れて絢に近付いた。

「もうマナちゃんたち行ったから早く払おう。」

「あぁ」




マナちゃんと春沢を送って、絢と住んでいるマンションに戻った。