キミの隣に座っていたい

と思っている隙から

「ねぇねぇ俺たちと回らない?」

軽そうな男たちが絢とマナちゃんに近づいてきた。

「ごめんなさい。あたしたち彼氏と回るので」

とマナちゃん。

あたしたちって絢も?絢に彼氏なんていないよな?でも、とりあえず…

「学校でナンパは禁止!」

と男たちに声をかけた。

「誰だよ?」

「ここの教師だよ」

「涼ちゃん!」

絢が俺に気づいて声を上げた。

教師だと言うと男たちはどっか行った。




「涼ちゃん来てくれたんだ!」

「絢に言われたからな」

絢の頭を撫でると、絢が顔を赤くした。

「でも、もう遅いよ?」

とマナちゃん。

「遅い?」

「もう今日の分のお茶とお菓子なくなったから。」

早っ!?もう済んだのか?

「絢と優一のおかげでね。」

と誇らしげに言うマナちゃん。

「じゃあいいや。絢」

「何?」

「午後頑張れよ?」

「うん。」

午後はミスコン。

それから絢たちの教室を出て行った。

後は、見回りぐらいか…今日の仕事は


数学準備室で絢が作ってくれた弁当を食べて、コンテスト会場に

人多いなぁ~

新聞部と写真部合同主催だったな、このイベントは。




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