キミの隣に座っていたい
でも…
起きねぇ…どうしようか?行かなかったら迷惑をかけるな
「仕方ねぇな」
絢をおんぶして、ミスコン会場に向かった。
「「涼先!!?」」
みんなの注目の的になった。
ステージ袖に回った。
「城田」
マナちゃんが春沢の隣にいた。
やっぱり2人で一緒にいたんだ。
「どうしたの?」
「絢が寝てしまってさ。」
「そっか。ずっと一緒にいたの?」
「まぁ…絢が準備室に来て、かくまって欲しいって」
早く絢を起こさないと…
「城田、絢を起こしてくれ」
「絢!起きなさい!!」
絢は耳元で大きな声をされて、飛び起きた。
「えっ!?なんで?」
絢は一気に顔を赤くした。
「起きないから、ここまで運んだ。
絢、早くステージに行っておいで。」
「うん」
その後、絢と春沢たちには遊園地の無料チケットを貰っていた。
絢はそのチケットを友達にあげたと言う。
これは俺と絢の物語の幕開けに過ぎなかった…
苦しみと悲しみの始まりだった…
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