キミの隣に座っていたい
お見合いの日
「おはようございます!」
玄関を開けると、隣のおばさん…
「すみませんが…お見合いする気ありませんので…」
「それは困るわ!」
こっちの方が困る!!
「涼ちゃん…」
俺の後ろで心配そうにする絢。
行くと言わない限り、帰らないだろうな…あと、ここに住みずらくなる
「あの、行くだけってことでいいですか?俺、結婚願望とかないんで」
「仕方ないわね…」
自分で行くと言い、お見合い場所のレストランの住所を教えてもらった。
「涼ちゃん…行くの?」
スーツに着替える俺を不安そう見る絢。
「仕方ないよ…絢」
「あたしも一緒に行っていい?」
「別にかまわないと思うよ」
絢を乗せ、レストランに向かった。
そこに待っていたのは…
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