キミの隣に座っていたい
翌日

「おはようございます」

職員室に入ると、一斉に俺の方に先生方が振り向いた。

なんだ?

「おい!涼!?」

「どうしたんだよ?」

竜也に引っ張られて、数学準備室まで行った。







「どうしたんだよ?」

竜也の様子がおかしい…

「水瀬と結婚するのか?」

「はぁ!?」

「それと、佐原とはただの従兄妹同士だよな?」

「水瀬とは無理矢理、お見合いさせられた。絢は従兄妹同士だ。それがどうした?」

内心、焦っていた。昨日のお返しに水瀬が何かしたのか?

「今さっき、職員室で水瀬が…涼と結婚しますって。あとお前と佐原が従兄妹同士じゃないって」

「今、なんて言った!?」

「えっ?だから、お前と水瀬が結婚…」

「違う!!今、俺と絢が従兄妹同士じゃないって言ったよな!?」

「あぁ…」

眩暈がした…

「涼、どうかしたか?」

「俺は…水瀬なんかと結婚しない!」

「それはわかったって」



その時チャイムが鳴った。

「佐原先生、佐原先生、校長がお呼びです!」

さっそく呼び出しか…

「行ってくる」

「あぁ」





.



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