キミの隣に座っていたい

授業が終わってマナちゃんから貰った手紙を読んだ。


『涼くんへ

絢ちゃんから大体の話を聞きました。
一度、涼くんと詳しく話したいので今晩6時lilyで話しましょう。』

とだけ書かれていた。



「今日の6時か…」

壁にかかっている時計は、5時を指している。

後1時間…大体話す内容はわかる…




6時少し前に学校を出て、店に向かった。

「いらっしゃいませ」

今日は百合子さんではなく、バイトの女の人が出てきた。

百合子さんいないのか?


と思っていると…

「あっ!涼!」

厨房から百合子さんが現れた。

「こんばんは…幸子さんは?」

「姉さんならまだ来てないわよ。端の席を開けといてって言われてるから」

そう百合子さんは言いながら隅っこの席に案内された。








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