キミの隣に座っていたい

母の包帯を巻いていた手を握った。

「りょ‥う…いい‥絢を‥守って…りょ‥う…には…絢‥が‥」

部屋に機械音が響いた。

急いで医者や看護士が入ってきた。

「母さん!!」


部屋の隅に追いやられた。

 母さん!!

と何回呼んだだろうか…


医者たちが手を止めた。

医者が時間を言った。








この時、この瞬間から、俺と絢は2人になった…
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