【実話】愛してたよ
言い出せない想い
それからは、達哉のほうから電話がかかってくるようになった。
週2くらいのペースで会ってた。それは昼からだったり夕方からだったり、夜遅かったり。夜遅かったときは会ってそのまま、どこかに車とめて愛し合った。
あたしは達哉にがっかりされたくなくて、達哉に会う日が生理にならなければいいなと思ってた。
昼からの時はお互いの友達よんで遊んだり、遠出したりもした。
でも…達哉は好きだとも愛してるとも言ってくれなくて、あたしは不安だった。
― 体、簡単に許しちゃったからなのかな…。あたしたちどんな関係なんだろ。―
そう思ったけど、好きな気持ちが多すぎて言えなかった。言ったらもう、達哉とデートできなくなる気がして…。
それほどまでに、あたしは達哉にはまっていた。