【実話】愛してたよ
愛し合った後、少し腕枕してくれた。
腕枕初めてしてもらった。いつも車の中だったから、終わっても髪の毛撫でてくれるだけだったし。髪の毛撫でてくれるのも嬉しいけど、達哉の腕枕はもっと嬉しいよ。
それから急に起き上がった達哉は、バスタブにためてあった風呂にひとりで入りに行った。
誘ってほしいのに…。
あたしはベッドで待ってた。
「楓ちゃんも、浸かってきたら?気持ちいいよ。」
ベッドに戻った達哉はあたしにそう言った。
「あたしはいいよ。」
そう言って、ベッドで横になってた。
ちょっといじけてるあたしがいた。でもいじけてる姿は達哉に見せれなくて…。見せたら、面倒くさい女だなって思われたら嫌だから。