《DOOM》


「ねぇー、いいかげん意地悪しないで教えてよぅ」


「ああ、刺激を与えても記憶は戻らないか。残念だな」


「本当に残念な人ですね」


「ザンネンなヒトにすんなぁー!」


「はいはい。うるさいよ!
しゃーねぇなぁ」


「教えてあげてもいいですけど、ちゃんと覚えて下さいよ! 全く」


「まかしてっ! 1回聞いたら、忘れないからっ」


「「はあぁぁぁぁぁー」」


それはそれは、深ーく溜め息をついた二人だった。


気を取り直したアキトがゆっくりと話し出す。




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