《DOOM》


「はっ! オレの何が気に入らないってぇっ!」


『いや、オマエラの云うことも分かるけどね』


「下手クソに付き合ってんのはオレの方だっ!」


『だからぁ、レベル云々じゃなくてさ。そう卑屈になるなよ』


「なんでっ、オレがおまえらに合わせなきゃいけねぇのっ! もっと練習してこいよっ!」


『いやいや、だからこそこうやって一緒に練習をしてだね』


「はぁんっ! 言い訳ばっかりだなっ、オイっ!」


『あー、分かったよ。要するに楽しけりゃ、それでいいんだな』


「けっ! こんなんで、イイ音なんか出せるかよっ!」


『云いたいことはよく分かった。どうやら君たちとは価値観が違うようだ』



………………。




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