《DOOM》
「うん。ムリには使わないけど、この曲のイメージ的にここは英語っぽいんだよねー」
――はあ、こだわりあるんだ、いちを。ナオヤなのに。てか、ナオヤのクセに。
「なにそれ、なんかヒドイ……」
――タイトル、付けてやってもいいよ。ナオヤが良ければ……。
「えぇー、マヂでっ! 考えてくれるのっ! アキラがっ!」
――うーん、微妙に興味出た。後でいいからさ、その詞メールで送ってよ。見てから決めるから。
「わかったぁー、ありがとー! なんかアキラが興味持つなんて、オレうれしいよぅ。あんね、今スグ送る。今送る。念力で送る。カメハメ波で送っちゃう!」
――ああ、まだ分かんねぇよ。詞見てイマイチだったら、やめる。
「ダイジョブ! かなりの自信作! カッコイイのつけてねっ」
――だぁから、見てみないと……
「じゃ、メール打つから切るねぇー」
――あっ、初めてナオヤから切られた……