《DOOM》
「んじゃ、とりあえず店出ますか? ちょうど混んできたみたいだし」
会計を済ませ、昔ながらの赤いのれんをくぐると二人はスタジオへ向かい、並んで歩き出した。
「あっ! わぁーい、タイトル考えてくれたんだぁ!
んん? ドーム? 東京ドームかな?
ねぇ、アッキーこれイミ分かる?」
「どれ? DOOM……ああ、どっちかっつうとドゥームだな。因みに東京ドームはD・O・M・E だよ。
んーとな? ああ、あれだよ、あれ。DOOMSDAYとか云うだろ、最後の審判の日」
「サイゴのシンパン?
キリストさんの?」