ヒミツの恋―不倫―
仁くんだ…
今なんて言ったの…?
『俺の女だよ、殴られたい?』
そう言うと
仁くんが相手の胸ぐらを掴んだ。
『なんだよ、男連れかよ。』
そう言って男は逃げていった。
『あ、ありがと、仁くん。』
『俺の女…とか言っちゃった』
照れ笑いしながら髪をくしゃくしゃしてる仁くん
可愛い//
『遅いから心配したよ、可愛い子は1人歩きしちゃ駄目だよ〜』
そう言うと私の頭をポンポンと撫でて
誰かに電話をかけはじめた。
仁くん、今私のこと『可愛い』って言ってくれた…?
照れる//
『もしもし裕二?俺、あずチャン送ってくから。先に解散しといて?』
『仁、ずるい〜!!』
って大きな声が受話器から漏れてた。
仁くんが送ってくれるんだ…
『タクシー呼んでるから、あずチャン送っていくね。』
…なんだかまだ帰りたくない
『仁くん?どこか入らない?まだ帰りたくないんだ』
そう言うと仁くんは、ニコっと笑って
『じゃあ、そこの店入ろうか』
『うん♪』