ヒミツの恋―不倫―
どこに行くのかな…
楽しみにしながら聞かないでいた。
車の中で
色んなことを話した。
楽しくて仕方ないこの時間。
私はこの人の笑顔が大好き。
『ついた♪』
見渡すと、そこは最近出来たばかりのテーマパーク。
『あずチャン、ここ行きたいって言ってたから。ここでいい?』
『うん♪』
この前の飲み会で
私が話してたの聞いてくれてたんだ。
チケットを買ってもらい入場すると
中はX'masムード。
『なんかデートって感じ♪』
そう言うと
仁くんが私の手を掴んで
『恋人同士みたいじゃん♪』
…照れる//
仁くんがすごく楽しそうで、
私はもっともっと楽しくなった。
手を繋ぎ、色んなアトラクションやショーを見て
チキンを頬張ったり
キャラクターと握手をしたり…写メ撮ったり…
だんだん暗くなってきて
イルミネーションがとても綺麗。
ほんとに私達…恋人同士に見えてる?
このまま時間が止まってほしいよ。
『あずチャン、そろそろ飯食いに出ようか?』
『うん。…せっかくだから出る前に2人で写真撮らない?』
私達は確かにここに来たんだって思い出を残したい。
『いいね♪俺の写メでいい?』
『またプリントしとくよ。出来たら渡すよ♪じゃあまた会えるだろ?!あずチャンにもう一度会う口実だよ』
恥ずかしそうに髪をくしゃくしゃしてる仁くん。
『また会えるよ。それと、そろそろ「あず」って呼んでよね♪』
私は仁くんの腕に抱き着いて写真を撮った。
仁くんの顔が、私の顔の横にある…
カッコイイなあ。