ヒミツの恋―不倫―
お開きになった。
みんなは女の子たちと番号交換してる。
男達の本命、あずさがいない。
捜しに行こうとしたら、ミナが話しかけてきた。
『仁くん、番号教えてよ〜♪』
俺は無視して
『あずチャンがいないけど…どこ行ったのかな』
ミナはむっとして頬がふくれていた。
『仁くんもあず狙い?ほんとモテるなあ…あずは。』
そう言ったミナが続けて衝撃的な一言を言った。
『いつも皆あずに惚れちゃうの。人妻の色気ってやつ?』
…えっ?
今なんて言った?
酔っ払ったミナが更に続ける。
『あずは旦那も子供もいるのに、ほんとモテるんだ。うらやましい…』
そう言って俯くミナをおいて
俺は走り出していた。
人妻だなんて想像もしてなかった。
なんだ?この気持ち…
胸が痛い。
もう一度あずに会いたい。
どこに行った?
もう帰ったのか?
もうこれっきり会えないのか?
それは嫌だ。
もう一度会いたいんだ!!
見つけた!!
…っ?!