ヒミツの恋―不倫―
待ちに待った火曜日の朝。
今日は夕方までしか会えないから
仁くんは9時に迎えに来てくれた。
『おはよ♪』
『おはよ〜仁くん♪』
助手席に乗り込んだ。
私の大好きなカフェオレが置いてあった。
『今日はあずとゆっくりしたいから。場所は決まってるんだ♪』
『ほんと〜?楽しみだな』
どこに行くのかな?
海のある田舎に入ってきた。
楽しみだ♪
『ついたよ♪』
『ん?旅館?』
『そうだよ♪ここの料理が美味しいんだ。温泉もあるしね』
顔が赤くなった私をみて
仁くんの顔も赤くなった。
照れながら仁くんは
『下心なんてないよ?ただ純粋にここの料理を食べてもらいたかったんだ』
『へ〜下心ないんだ〜』
なんてからかうと仁くんは照れながら髪をくしゃくしゃした。
話してる間に、部屋についた。
高級旅館なだけあって部屋の中も綺麗。
バルコニーに露天風呂がある…
入ったり…しないよね!?
『ちょっと早いけど昼食にする?』
『う、うん♪』
仁くんがフロントに電話をしてる間に
私はバルコニーからの景色を見てた。
すると仁くんが後ろから抱きしめてきた。
『会いたくてたまらなかったよ』
『私もだよ』
仁くんは
私の頬を撫でながら優しくキスをした。
長くて暖かいキス。
『失礼しま〜す』
仲居さんの声で慌てて離れた。