ヒミツの恋―不倫―
―あずさSide―


私ってなんてラッキーなんだろう♪


子供達は前から実家にお泊りの予定だったんだけど

匡が…出張になって今朝から名古屋に行った。



匡には申し訳ないけど…


いつもなら淋しい夜だったけど…


今日は
仁くんと一緒にいられるんだ♪




まだ乗り慣れない仁くんの車…。

ドキドキするんだ。


仁くんの香りがする車内はラバーズのレゲエがかかってる。

私の大好きな音。


繋いだ手…久しぶりに感じる仁くんの温もりに酔う。




初めて行く仁くんの家…





『あず?俺んちコレだよ。15階ね、夜景が少し見えるよ♪』

『わあ〜ココだったんだ!最近建ったばかりでしょ?いいね♪楽しみ〜』



仁くん…いいとこ住んでるんだね。

何もかもが、かっこいいよ。



車を停めてエレベーターに乗る。

私、超緊張してる。





ドアを開くと
そこは仁くんの香りでいっぱい!


広いバルコニーに大きな窓、素敵な夜景。


ブラウン系の家具で統一されてる。



あまり物がなくてシンプルな部屋。




あの日…2人で撮った写真が無造作に置いてある。


飾ってるというより置いてあるって感じが仁くんらしくて好き。





『俺、今日飯つくるよ♪材料買ってきたんだ』

『ほんと?大丈夫?!』


『大丈夫♪でも期待すんなよ〜』





男の人の手料理なんて初めて〜♪



『あずはソファに座って待っててね♪』




そうは言われたけど
じっとしていられないよ…





料理してる背中もかっこいいよ。




仁くん大好き。
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