ヒミツの恋―不倫―
―仁Side―



背中が暖かい。



『仁くん大好き…』



そう言って俺の背中に抱きついてる。


『可愛いなあ、あず』



俺はあずを抱きしめた。

そしてキスをする。


『ん…』


甘い声に我慢できず

料理中断であずを抱えベッドへ…









と思いきや



『お腹空いた〜』
とあずは意地悪な目で俺をみる。



『はいはい。あずは食後のデザートにとっておくよ♪』



『うん、そうしてね♪』






そうして出来上がったのはクラムチャウダーと野菜サラダ

そして買ってきたパン。



あずが短時間でキッシュも作ってくれた。




叶うならば俺もあずの手料理を毎日食いたい。

また見たことのない旦那に嫉妬する。



なんだか歯痒くなってきた俺はあずを抱きしめた。


あずが、いくら目の前にいても

自信がないんだ。



突然いなくなってしまう気がしてならないんだ。




『仁くん、どうしたの?』




『あず?キスして』
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