ヒミツの恋―不倫―
『ねぇ、1人?俺ら今からカラオケ行くんだけど一緒に行かない?』
だるい…
5分も経たないうちにナンパ。
だからこの辺に1人でいるの嫌なんだ…
私は慌ててサングラスをかけ無視しようとした。
『ねえ?誰か待ってるの?』
『うん、彼氏。』
『え〜、俺らと遊ぼうよ』
嫌だあ〜
あっ、仁くんが戻ってきた。
『戸田?こんな所で何してんの?』
えっ?!このチャラ男と仁くん知り合いなの?
『課長…えっ?!この可愛いコって課長の彼女さんですか?!』
『そうだよ、俺の女。』
その後、戸田というらしきチャラ男はただただ謝ってた。
『知らなかったんだから仕方ないだろ?もういいじゃん。なっ?あず』
『う、うん!』
『いや、本当にすみませんでした!!こんな美人な彼女さん羨ましいです!!』
『だろ。見てのとおり今デート中だからもう行けよ。また明日会社でな。』
『は、はい。失礼します!』
チャラ男くん、キチンと喋れるんじゃん。
それにしても、若いのに課長さんだなんて仁くん頑張ってるんだね。
やっぱり私の仁くんは素敵♪
『あずを1人にしちゃ駄目だなあ…。』
ボソッと呟いてこっちを見た仁くん…可愛い♪
『買い物できた?帰ろうか♪』
『うん♪』