ヒミツの恋―不倫―



また車に乗り込み走り出す。


イルミネーション綺麗〜


なんて暢気に思ってると

〜♪♪


ケータイがなった。


あ…匡だ。


匡は家を離れる時は必ずオヤスミコールをしてきてくれる。

今日、私はアキと遊びに行ってる事になってる。



出ないと匡が心配するよね…


『あず?電話でなよ。』



『う、うん…。』



きっと匡からの電話だって気付いてるんだろうな…




『もしもし?お疲れ様。』
『お疲れ〜まだ外にいるの?』

『うん、外だよ。匡もう寝るんだよね?オヤスミ』

『おう!気をつけて帰れよ?オヤスミ〜』



そんな簡単な会話で電話を切った。



仁くんの顔が見れないや…



『旦那さんからの電話だろ?大丈夫だった?』

『うん、アキと遊ぶって言ってたから。』

『そっか。』



前だけを見て話す仁くん。

私の方は見ようとしない。



そうしてるうちに仁くんのマンションに着いた。




究極に嫌な空気…
< 40 / 67 >

この作品をシェア

pagetop