ヒミツの恋―不倫―
『ただいま〜飲もっか♪あず何か作って?』


『うん、冷蔵庫あけていい?』


『いちいち聞かなくていいよ。好きに使ってくれていいから。』


『はぁ〜い♪』


なんとか家に入ると嫌な空気はなくなった。

仁くんが気を使ってくれてる。


私は適当におつまみを作って並べた。


『おっ?!さすが〜。超美味そう♪』


2人で乾杯をした。


テレビ見ながらたわいもない会話をして
ほろ酔い気分になってきた。

仁くんは顔色ひとつ変わらない。


お酒強いんだね。



すると突然


『あずの子供っていくつなの?可愛いんだろうな♪』

と聞いてくる仁くん。


『上が女の子で4歳、下が2歳の男の子だよ。』


『ふ〜ん♪あずに似てるの?』


『下の男の子が私にそっくりだよ。』


『絶対可愛いな♪旦那さん羨ましいよ』


飲んでるせいか、やけにストレートな仁くん。



さっきの匡からの電話がきっかけなの?



『もう旦那の話はいいじゃん。違う話しよ?』





『あず…会える時は俺に会いに来いよ?』


『もちろんだよ。最近よく会ってるね。今日で四回目だけど(笑)』


『回数なんて関係ないよ。知り合ってすぐだけど俺すげぇ好き。あずの事ばっか考えてる。』


『私もだよ。だけどすぐに嫌いにならないでね(笑)』


『ならねぇよ〜(笑)』



酔ってる仁くんは素直で優しくて可愛い。

少し乱暴になる言葉遣いも好き。



『ん…』


不意打ちでキスをすると顔が赤くなってるし。


今日の仁くん可愛いよ。




『次あずに会えるのっていつだろうね』


『うーん年末は休み無いの。年明けかな?仁くんの誕生日もあるしね♪その日は有休とったし〜』


『けっこう会えないね。今日しっかり充電しとこう。』



そう言って長いキスをした。


とろけるキス。大好きな仁くんのキス。
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