ヒミツの恋―不倫―
それから昼飯を食って、街をブラブラして

別れの時間がきた。


あずの荷物をとりにマンションに戻る。



干してた下着や部屋着を俺のタンスにしまう。


『また来るね♪』

『おう♪』


キスをして部屋を出る。



車に乗り込み走り出す。


二週間以上も会えない。

俺、我慢できるかな?


車はいつもの駅に止まった。



『会えない間いい子にしててね♪』

『いい子ってなんだよ(笑)いい男だろっ。』


『そうだね(笑)楽しかったよ、ありがと♪』


『おう、あずもいい子でいろよ♪』


『は〜い♪』


『またなっ。』


あずが車から降りて、振り返り手を振る。


もっともっと一緒にいたいのに叶わない。


歩いて行くあずの背中を見つめながら
俺の胸か心臓がどこかわからないが、すごく痛かった。



空っぽになった助手席を淋しく思いながら
さっきまであずと一緒にいたマンションに戻る。


俺ってマジ女々しいわ。
こんな性格だっけ?
あずと関わると俺は乙女になるらしい(笑)





マンションに車を止めてエントランスに入ると

男が1人立っていた。
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