The previous night of the world revolution5~R.D.~
翌日。

「ふ、フューニャ…」

「…」

フューニャは、朝から大層おめかしをしていた。

あ、あの服は確か…お義姉さん…華弦と双子コーデで買ったという…。

そうか…。お義姉さんと姉妹の双子コーデで、仲良くショッピングに…。

…完全に、置いていかれた気分。

実際、俺はこれから置いていかれる訳で。

フューニャは、可愛くおめかしをして、そして冷たく俺に振り向いて言った。

「お昼、作り置きを冷凍してあるので。勝手に食べてください」

「ふ、フューニャ…あの…」

「それじゃ。私はお姉ちゃんと遊んできます」

「あ、あの…。昨日…昨日はごめ、」

何とか謝ろうとしたのだが。

フューニャはばたんと扉を閉めて、さっさと出ていってしまった。

…気のせいだろうか。

なんか、目の前が真っ暗なんだけど。
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