The previous night of the world revolution5~R.D.~
ミディアムロングの黒髪に、シースルーの黒い下着だけを身に付けた彼女は、ベッドに腰掛けていた。

「済みません。今日は代理で、僕なんです」

「そうなんだ…」

「残念でした?」

「ううん、別に。君も君でイケメンだから、良いや」

それなら良かった。

チェンジで。とか言われたら、さすがに傷つくからな。

エロ本とかアダルトビデオだったら、部屋に入って、ベッドに横たわるなり、早速事を始めるのだろうが。

実際のところは、どうなんだろう?

「僕、実は初めてなんで、こういうときどんな話をしたら良いのか分からないんですが」

「そうなの?君、いくつ?」

年齢を素直に答えると、彼女はにこりとして頷いた。

「そうかぁ。私より一つ年下だな」

そうなんですか。

「じゃあ、良いよ。おいで。セカイお姉ちゃんが、色々教えてあげよう」

「セカイって、それ妓名なんですか?」

「本名だよ。まだ採用されてないもん」

そういえば。

まぁ、初めての相手だから、名前くらいは知っていても良いだろう。

「じゃあ、セカイお姉ちゃん。宜しくお願いします」

「うん、宜しくね」

じゃ、ちょっと大人の時間に。

行ってきます。アデュー。
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