The previous night of the world revolution5~R.D.~
sideルルシー
─────…それから、十数分後。
ルーチェスが、ようやく戻ってきた。
「あ、お帰りなさ~い。美味しかったですか?」
ルレイアお前。美味しかったって何だ。
食べ物じゃないんだぞ。
「さて、僕は初めてなので、美味しかったかどうかは分かりませんけど…」
「…けど?」
「婚約者が、出来ました」
…は?
……………は?
俺は目が点になっていたが、ルレイアは、にやりとほくそ笑んだ。
「それはおめでとうございます。祝福しますよ」
「ありがとうございます」
ちょ、ちょっとま、
婚約…は?
「じゃ、帰りましょうか」
「そうですね。なんか身も心もすっきりした気分です」
「それは良かったですね」
いや、ちょ、お前ら。
何故か爽やかな顔をして帰っていく二人の背中を、俺はしばし呆然と見つめていた。
…ついていけない。
ついていけないよ、俺。
ルーチェスが、ようやく戻ってきた。
「あ、お帰りなさ~い。美味しかったですか?」
ルレイアお前。美味しかったって何だ。
食べ物じゃないんだぞ。
「さて、僕は初めてなので、美味しかったかどうかは分かりませんけど…」
「…けど?」
「婚約者が、出来ました」
…は?
……………は?
俺は目が点になっていたが、ルレイアは、にやりとほくそ笑んだ。
「それはおめでとうございます。祝福しますよ」
「ありがとうございます」
ちょ、ちょっとま、
婚約…は?
「じゃ、帰りましょうか」
「そうですね。なんか身も心もすっきりした気分です」
「それは良かったですね」
いや、ちょ、お前ら。
何故か爽やかな顔をして帰っていく二人の背中を、俺はしばし呆然と見つめていた。
…ついていけない。
ついていけないよ、俺。