The previous night of the world revolution5~R.D.~
これ以上時間をかけて、一回りも年下の女と結婚させられるなんて御免だ。
両親みたいに、愛人を囲うつもりもない。
だから、その前に。
「…ねぇ、セカイさん」
「んー?」
「僕達って、婚約済みでしたよね」
「だね」
うん。
「結婚しません?今」
「…」
突然のプロポーズに、セカイさんは驚いて目を見開いた。
…風俗店の個室なんていう。
こんな、ロマンチックさの欠片もない場所でプロポーズされるのは、女性として屈辱かもしれないが。
現状、二人きりで会えるのはここだけなので。
ここで言うしかない。
「…ルーチェス君…」
驚いてるのか、悲しんでるのか、喜んでるのか。
セカイさんは愕然として、僕を見つめていた。
…その顔の意味するところは、何なのやら。
「…まだ早いですか?」
「そ…そういうことじゃなくて…」
「何か?」
「…ほ…本気、なの?」
あ?
「本気で…結婚って…」
「僕は、いつも本気ですけど」
「…」
冗談で言ってると思ってたのか。
とんでもない。
「な、何で私なの…?ルーチェス君、賢いし…お金持ち、なんでしょ…?他にも良い子が、一杯…」
いつもの、お姉さん気取りな態度は何処へやら。
なんと頼りない話し方をするのか。
「そうですね。僕に『相応しい』女性は、他にいくらでもいるのかもしれません」
この間会った、絵画と花が好きな、アルヴァール家のお嬢様とかね。
でも。
「それでも、僕が欲しいのはあなたです」
その他なんて要らない。
その他なんて、所詮その他でしかない。
僕が欲しい、唯一ではない。
「あなたと結婚出来ないなら、僕、一生独身で良いです」
一生エロ本のお世話になるよ。
それで良い。
「ルーチェス君…でも…」
「セカイさんって、僕のこと好きですか?」
「…!好きだよ。凄く…凄く好きだよ」
「ありがとうございます。僕も好きです」
それを聞いて、安心した。
これぞ、ずばり、相思相愛って奴だな。
両親みたいに、愛人を囲うつもりもない。
だから、その前に。
「…ねぇ、セカイさん」
「んー?」
「僕達って、婚約済みでしたよね」
「だね」
うん。
「結婚しません?今」
「…」
突然のプロポーズに、セカイさんは驚いて目を見開いた。
…風俗店の個室なんていう。
こんな、ロマンチックさの欠片もない場所でプロポーズされるのは、女性として屈辱かもしれないが。
現状、二人きりで会えるのはここだけなので。
ここで言うしかない。
「…ルーチェス君…」
驚いてるのか、悲しんでるのか、喜んでるのか。
セカイさんは愕然として、僕を見つめていた。
…その顔の意味するところは、何なのやら。
「…まだ早いですか?」
「そ…そういうことじゃなくて…」
「何か?」
「…ほ…本気、なの?」
あ?
「本気で…結婚って…」
「僕は、いつも本気ですけど」
「…」
冗談で言ってると思ってたのか。
とんでもない。
「な、何で私なの…?ルーチェス君、賢いし…お金持ち、なんでしょ…?他にも良い子が、一杯…」
いつもの、お姉さん気取りな態度は何処へやら。
なんと頼りない話し方をするのか。
「そうですね。僕に『相応しい』女性は、他にいくらでもいるのかもしれません」
この間会った、絵画と花が好きな、アルヴァール家のお嬢様とかね。
でも。
「それでも、僕が欲しいのはあなたです」
その他なんて要らない。
その他なんて、所詮その他でしかない。
僕が欲しい、唯一ではない。
「あなたと結婚出来ないなら、僕、一生独身で良いです」
一生エロ本のお世話になるよ。
それで良い。
「ルーチェス君…でも…」
「セカイさんって、僕のこと好きですか?」
「…!好きだよ。凄く…凄く好きだよ」
「ありがとうございます。僕も好きです」
それを聞いて、安心した。
これぞ、ずばり、相思相愛って奴だな。