The previous night of the world revolution5~R.D.~
こんなところに隠れているとは。

みーつけた。

「こんにちは。何やってるんですか?こんなところで」

「う、うわぁぁぁ!」

「ルレイア!」

中にいた頭領の側近の一人が、マシンガンをぶっぱなしてきた。

しかし。

ルーチェスは両剣をくるくると回し、盾の代わりにした。

それ良いね。そんな使い方出来て。

これには、『アンタレス』の構成員だけではなく、ルルシーとシュノさんもびっくり。

「お、お前…」

「凄い…!漫画みたい」

確かに。

「ば、バケモノか…」

弾を撃ち尽くし、その全てを弾かれた哀れな男は、呆然と呟いてマシンガンを取り落とした。

そうだね。そういう類の人間だ。

俺の弟子だからな。

「さて…殺りますか」

「まっ…待ってくれ!金なら払う、いくらでも払うから!い、命だけは助け、」

頭領が、そう命乞いするのも聞かず。

ルーチェスの両剣が、頭領の喉元を掻き切った。

わー。容赦なーい。

「…残念でしたね」

敵に回した相手が悪かった。

あの世に行って、本物の死神に伝えておいてくれ。

この世に、死神二世が現れた、と。
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