The previous night of the world revolution5~R.D.~

sideルレイア

──────…その頃、『青薔薇連合会』では。




「あ~も~ルルシーっ。ルルシールルシールルシー!」

「何だよお前は、さっきから」

「ルルシぃぃぃ~」

「鬱陶しっ…。鬱陶しい、この生き物。アイズ、ちょっと殺虫剤持ってきてくれ」

「死神が迎えに来ても追い払えないのに、殺虫剤でどうにかなるとでも?」

ごもっとも。

殺虫剤くらいで、どうにかなる俺ではない。

「何だよ、鬱陶しいな…」

「俺は待ってるんですよぅ」

待ち過ぎて、気が遠くなりそうなのだ。

「待ってる…?何を?カップ麺?」

「もールルシー冗談キツいですよ」

「…?」

きょとんとするルルシー。

「あ~待ちきれない~!」

「待ちきれないのはまだしも…。何で俺に引っ付いてくるんだよ…」

「ルルシーが好きだから!」

「…」

何故無言なんだ。ルルシー。

何か言ってくれ。

すると、ようやく。

「こんにちはー」

俺の、お望みの人物がやって来た。
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