The previous night of the world revolution5~R.D.~
…間違いない。

あの人、絶対狙って、ルーチェスさんにこの部屋を紹介したな。

相変わらず、ルレイアさんの冗談は笑えなくて困る…。

「ともあれ、夫婦としても、同僚としても、あなたの方が先輩ですからね。色々教えてください」

ルーチェスさんは、にこやかに手を伸ばしてきた。

嘘だろ。

俺みたいなのが、幹部と握手なんかして良いのか。

しかし、差し出された手を振り払う訳にもいかず。

「こ、こちらこそ…宜しくお願いします」

おっかなびっくり、差し出された手を握り返した。

…意外に優しそうな人で、助かった。






END
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