The previous night of the world revolution5~R.D.~

sideルヴィア

──────…その日。




俺はいつものように、愛するフューニャの待つ家に帰宅した。

いや、いつものように、と言うのは少し語弊があるか。

いつもよりるんるんしながら、帰宅した。

というのも、部下の一人から、映画館のペア割引券をもらったのだ。

部下がその日取引先でもらったものらしいのだが、自分は映画は観ないし、一緒に行く人もいないので、ルヴィアさん、奥さんとどうぞ、と。

俺は素晴らしい部下を持った。

嫁と!可愛いフューニャと!映画館デートをする機会をくれたのだから。

何の映画観ようかな~。フューニャは何を観たがるだろう?

「ただいま~。ふゅ、」

「…あぁ、またルヴィアさんですか…」

「↓↑∋◇●▽△◇□@」

俺は、あまりのショックに玄関先でガクン、と膝をついた。


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