The previous night of the world revolution5~R.D.~
「…ルーチェス君、何やってるの?」

僕は寝室のベッドに横たわって、自前のPCを弄っていた。

風呂上がりのセカイさんは、バスローブ姿で、髪をタオルで拭きながらベッドに腰掛けた。

「悪いことやってます」

「えぇ~?何々?海外のえっちな動画漁ったり?」

「まぁ、そんなところです」

海外のえっちな動画…。うん、そんな感じだ。

ルレイア師匠の言い方をすれば、「コネを、こねこねする」って奴だ。

僕の場合は、最早コネとは言えないのだが。

「…そりゃまぁ僕は、もう王族じゃありませんけど…」

でも、王族だったときに得たパイプまで、返還した覚えはないってね。

「そうか~。ルーチェス君は悪い子じゃの~」

「そうなんですよ…。そんな悪い子ですが、一生面倒見てください」

「仕方ないのう、よしよし。セカイお姉ちゃんがなでなでしてあげよう」

ありがとうございます。

そして、ルレイア師匠。

これを見る限り、あなたの予想通り、何だか厄介なことになってるみたいですよ。
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