The previous night of the world revolution5~R.D.~

sideルレイア

─────…翌日。



早速、ルーチェスが調査結果を報告しに来た。

その内容は、俺の予想通りのものであった。

「…だ、そうです」

「…そうですか」

それはそれは。

相変わらず、糞みたいなことやってるようで。

あまりにも変わりがなくて、むしろ安心したよ。

「…どうします?裏から手を回すことも、出来なくはないですが…」

「無理でしょう。ルリシヤが馬鹿だったら、何とでも出来ますけど」

裏で手を回そうとしても、その前に、ルリシヤが気づいてしまう。

彼の仮面の勘は、俺の死神の鎌の勘並みに鋭いからな。

絶対バレる。

「じゃ…どうしましょう」

「…ルリシヤが、自分から声をあげてくれれば良いんですけど」

「あの人は、無理なんじゃないですか?」

俺もそう思う。

絶対自分からは何も言ってくれないよ。

自分から言ってくれれば良いんだけど。

このままこっそり調査を続けたとしても、ルリシヤはいつか勘づくだろうし…。

さて、どうしたものか…。

「根回しですかね、まずは」

味方を増やして立ち向かえ。

赤信号、鎌持って渡れば怖くないってね。

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