【更新停止中】大好きなお菓子を絶ったらダイエットには成功したけど、おかしなお菓子達から愛されるようになりました!?

彼らのヒミツ



「はい。お試しと申し上げますか……偽りの、という方が正しいですね」


「偽り? 田中、前置きは良いから結論だけ話せ」


「分かりました。甘楽様には、三人の中から一人を婚約者として選んでもらいます。そのことにより、甘楽様は学校で必要以上にラブレター等をもらわなくて良くなります」


「ラブレター、だと……!?」


パパの鋭い目がギロリと私を睨みつける。


うっ……と長い声を漏らして怯んでしまった。


学生が一番にやるべき事は勉強だ!と、説教でもされるのではないかと思い背中に冷や汗が流れた。


でも、ラブレターをもらわなくなれば、勝手に下駄箱を開けられることも、みんなに迷惑をかけることも、せっかく書いてくれた想いのこもった手紙を地面に落とす事もない。


ちょっとだけ、良いなと思ってしまった。


「そして、彼らの誰かを選ぶことにより、旦那様が心配されていたお嬢様をたぶらかす奴らもいなくなることです。さすがに、婚約者がいる身のお嬢様をーーAmaiを敵に回すような不躾者はペガサス学園にはいないと思います」


え?たぶらかす?


パパ、私のことをそんな風に心配していたの?


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