WHITE PRINCESS
チュンチュン―……
――――ジリリリリリ
「………ウウン……」
ジリリリリリ
「……あれ?
目覚まし………?」
私は重い体を無理矢理起こし
寝室にある目覚ましを止めた。
時計はもう9時になっていた。
機会的に部屋のシャッターを上げた。
眩しい光が部屋を一瞬にして
明るく照らす。
「私……なんでリビングで寝てたの?」
隼士はもう仕事に行ったみたいだ。
私はテレビをつけて
洗面所に向かった。