WHITE PRINCESS




チュンチュン―……






――――ジリリリリリ





「………ウウン……」




ジリリリリリ





「……あれ?
目覚まし………?」






私は重い体を無理矢理起こし
寝室にある目覚ましを止めた。


時計はもう9時になっていた。





機会的に部屋のシャッターを上げた。



眩しい光が部屋を一瞬にして
明るく照らす。




「私……なんでリビングで寝てたの?」





隼士はもう仕事に行ったみたいだ。





私はテレビをつけて
洗面所に向かった。
< 10 / 87 >

この作品をシェア

pagetop