WHITE PRINCESS
一年なんて、長いようで私にとっては短く感じる。
この頃。
歳のせいかも…‥
なんて。19歳の小娘が言う事じゃない。
「ちょっとお!手伝いなさいよ!」
私は持ってた雑誌で奴を叩く。
「いてーな!うざい。」
奴はベッドから一考に起きようとしない。
それどころか、布団にくるまりだした。
イラッ…‥
「起きろー!!」
布団を勢い良く剥がして、
「あんたの家でしょ!早く起きて掃除しなさい!!」
頭を思いっきり叩いてやった。
「………‥うざ。いた。おかんかよ。」
翔平は寝ぼけた声で、うつ伏せのままそう言った。
「は!?あんた、今何時か分かってんの!?
もう昼だよ?
あと半日で明けましておめでとうだよ!?」
「うるせー。寝れない。」
「寝んでよろし!!」
私は最後にバシッと翔平を叩いた。