WHITE PRINCESS
私は結衣の家から帰るまでに
コンビニで、おにぎりやサラダを買った。
お釣りを落としてしまうくらいに
ボーっとしてたけど、ちゃんと帰って来れた。
翔平はまだ寝ていたから、私も最初からそこにいたみたいに寝た。
「………どこ行ってた?」
見ると、翔平がこっちを見てた。
「え……コンビニ。お腹空いたから。」
「……………ふうん。」
「あのさ、寝る時一緒でも、起きた時いなかったら意味無いんだけど。
お前、そんなんも分かんないの?」
翔平はスネたようにそう言って、反対側を向いた。
「え………あ、ごめん。」
やっぱり私には、翔平の事が分からない……。
――――――‥‥……
午後2時。
私が買って来たサラダを食べる翔平。
「そういえば、実家とか帰らないの?」
私はおにぎりを開けながら聞いた。