Wander



何も返事をしない私に
神楽は"はぁ"とわざとらしく
ため息を付いた。


「ご自分のお立場を
改めてはいかがですか。」

「・・・」

「涼宮コンツェルンの
次期社長なのですよ。」



「興味ない。」

神楽から目を反らした。


すると神楽は
何か考えるように、
繭を潜めた。



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