恋道

｢おはよー愛華あ｣

｢あ～おはよー。なんか眠そうだね～｣

｢眠いのはいいけど今日は秀一見てなぃの｣
｢また先輩かよー笑｣

あのね、秀一…あたし、秀一に出会って、人生変える事ができたんだよ。
希望もなにもないあたしに、いろんなものを教えてくれた。
｢やっぱり無理！朝から秀一見れないなんてっ…｣
｢あっ…ちょ、璃南!｣
ごめん。愛華！秀ちゃんを一目見たら戻るから…。
｢疲れたー｣
…秀一！
でも、なんなのってなるよね。きっと…
秀ちゃん見れたし、声かけたいけど、やめとこ…
｢…っ璃南？｣

｢あっ秀ちゃん…｣

｢なにやってんの？｣

｢いやー、その…｣

｢もしかして、俺に用～？｣

｢いや…ぁの…なんてゆうか…用ってゆうか……｣

｢俺を見に來たとか？｣
｢……｣

｢え？まぢ？…笑っ｣

｢笑い事じゃないの！なんか朝から、秀ちゃん何してるかなって…朝練してんの知ってんのに、気付いたら体育館向かってた…の｣

｢ばかっ…お前なあ、いちいち見にこなくなって、俺は浮気なんかしねぇぞ？…俺には璃南だけなんだよ。な？｣

｢秀ちゃん…｣

あれ？ホッとしたら、なんかｸﾗｸﾗ…
ﾊﾞﾀﾝ!!
｢璃南？…おい璃南ー｣


｢ん？ここは…｣

｢保健室だよ…｣

｢秀ちゃん、｣