救う気ゼロの大魔法使いは私だけに夢中。~「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた見知らぬ美形に話を合わせてみたら~
03 役目
あの後、大魔法使いルーファスは、すぐさま何らかの対処に向かうことになり、サブリナはアシエード王国国王と短い打ち合わせを済ませた父に伴われ帰ることになった。
いつもより物々しい空気となりわかに騒がしくなったアシエード王城からの帰り道、父娘はラディアント伯爵家の馬車へ同乗した。
親子仲が良いとは言い難い二人にとって、同じ馬車に乗るという事は珍しかった。
けれど、サブリナは先ほど起こった一連の出来事を目にしてひどく気分が高揚していて、それを気にするどころではなかった。
(もう本当になんてことになってしまったの。このまま……ベッドの中で目を覚ましても、何もおかしくはないわ。今でも信じられないもの……あんなことが、現実に起こってしまうなんて)
目の前にいきなり現れた、黒いローブを纏う男性。そんな彼へ縋り付く、アシエード王国の国王に側近たち。
これまでに起こりえなかった事態がアシエード王国で起きてしまい、それに既にサブリナは巻き込まれていることは間違いなく確かなことだった。
いつもより物々しい空気となりわかに騒がしくなったアシエード王城からの帰り道、父娘はラディアント伯爵家の馬車へ同乗した。
親子仲が良いとは言い難い二人にとって、同じ馬車に乗るという事は珍しかった。
けれど、サブリナは先ほど起こった一連の出来事を目にしてひどく気分が高揚していて、それを気にするどころではなかった。
(もう本当になんてことになってしまったの。このまま……ベッドの中で目を覚ましても、何もおかしくはないわ。今でも信じられないもの……あんなことが、現実に起こってしまうなんて)
目の前にいきなり現れた、黒いローブを纏う男性。そんな彼へ縋り付く、アシエード王国の国王に側近たち。
これまでに起こりえなかった事態がアシエード王国で起きてしまい、それに既にサブリナは巻き込まれていることは間違いなく確かなことだった。