リアル・アクション・アプリ
☆☆☆
「ただいまぁ」
と、声をかけても返事はない。
私の家は両親と私の3人暮らしで両親は共働きだ。
お父さんは隣町の工業団地の中にある工場に勤めていて、お母さんは近所のスーパーでパートタイムとして働いている。
いつもなら夕飯前に戻ってきているお母さんだけれど、今日は残業があると言っていた。
誰もいない家に帰るのは少しだけ寂しいけれど、今日は数学のプリントが出ているからそんなことを言っている暇もない。
すぐに手洗いうがいをして2階にある自分の部屋に駆け上がる。
苦手な問題と格闘しているとあっという間に一時間が過ぎてしまい、窓の外は真っ暗だ。
「あぁ、やっと終わった」
椅子に座ったまま両手を大きく伸ばしてため息を吐き出す。
まだお母さんは帰ってこない。
洗濯物は取り込んでおかないと、外の冷気で冷たくなってしまう。
自室を出てベランダに出ると外の冷え込みに身をすくめた。
ちょっと乱暴になったけれど手早く洗濯物を取り込んで両手に抱えたまま室内へと戻る。
ドアを閉めるとホッとため息が出た。
これからもっともっと寒くなっていくと思うと嫌な気持ちになる。
ずっと家の中にいることができたらいいのになぁ。
「ただいまぁ」
と、声をかけても返事はない。
私の家は両親と私の3人暮らしで両親は共働きだ。
お父さんは隣町の工業団地の中にある工場に勤めていて、お母さんは近所のスーパーでパートタイムとして働いている。
いつもなら夕飯前に戻ってきているお母さんだけれど、今日は残業があると言っていた。
誰もいない家に帰るのは少しだけ寂しいけれど、今日は数学のプリントが出ているからそんなことを言っている暇もない。
すぐに手洗いうがいをして2階にある自分の部屋に駆け上がる。
苦手な問題と格闘しているとあっという間に一時間が過ぎてしまい、窓の外は真っ暗だ。
「あぁ、やっと終わった」
椅子に座ったまま両手を大きく伸ばしてため息を吐き出す。
まだお母さんは帰ってこない。
洗濯物は取り込んでおかないと、外の冷気で冷たくなってしまう。
自室を出てベランダに出ると外の冷え込みに身をすくめた。
ちょっと乱暴になったけれど手早く洗濯物を取り込んで両手に抱えたまま室内へと戻る。
ドアを閉めるとホッとため息が出た。
これからもっともっと寒くなっていくと思うと嫌な気持ちになる。
ずっと家の中にいることができたらいいのになぁ。